《青い故郷》この作品は2009年に制作され、画芯のサイズは67cm×134cm、表装後のサイズは79cm×200cmです。表装済みで、掛け軸形式です。 画家紹介 王可伟 1950年生まれ、北京市出身。油彩画家・連環画家、中国美術家協会会員。解放軍国防大学書画院特任研究員。かつて人民美術出版社連環画報編集部美術編集者、国防大学訓練部美術創作者を務め、その後中国人民大学徐悲鴻芸術学院で素描教員として教鞭を執る。 幼い頃から絵画に熱中し、天安門など首都の重要な場面で毛沢東主席や国家指導者の油彩肖像画を描いた父親の影響で美術を愛し、堅実な基礎を築いた。老世代の油彩画家である蘇高里、戴沢、李駿、王重、銭紹武などの名匠の指導の下、西洋美術史や創作理論を深く学ぶ。 山西省の農村で下放されていた期間、田畑で農民のために多くの速写を制作。村の住居、高原、峡谷、黄河などの風景写生を大量に行った。また、軍隊では数多くの挿絵、連環画、宣伝画を制作し、軍隊や地方の新聞・雑誌にも発表した。困難な生活環境での経験は、人生観や芸術観を形成する上で重要な役割を果たした。 中国で初めて連環画のコマ割り画法を創始し、現代軍事をテーマにした連環画の先駆者となる。1970～80年代に多くの連環画を創作し、代表作には以下の作品がある： 『真珠湾事件始末記』、『レイテ湾海戦』、『私が広島を爆破した』、『ガダルカナルの戦い』、『影武士』、『ドン・キホーテ』など。 1990年代には、中華五千年の歴史に感銘を受け、情熱を創作の原動力とし、多くの中国歴史を題材とした油彩画を制作。代表作には、『兵車行』、『ポロをする人々』、『国殇』、『角の共鳴』、『将軍の狩り』、『武聖関公』、『大唐皇帝の外国使節との謁見』、『三英戦呂布』、『火牛陣』、『昭君出塞』などがあり、多くの展覧会、オークション、出版物で取り上げられ、国内外の個人や機関に収蔵されている。 画家の感想 写実主義の芸術教育は、私の芸術形式の探求や個人スタイルの形成に深い影響を与えました。私は写生を重視しており、映像技術が発達した現代においても、現実の生活から心と手を使ってリアルな感覚を捉えます。そしてそれを形式に昇華させ、一つひとつの色彩や筆遣いに情熱を込め、美しさと生命感を宿し、真に迫る作品を追求しています。